エポキシ樹脂硬化反応の追跡における赤外分光法と熱分析法の複合化について発表します
開催日:2019年7月10日
場所:シーエムシー出版 高砂ビル 神田(東京)
主催:エポキシ樹脂の高機能化と硬化剤制御・解析セミナー
シーエムシー出版
エポキシ樹脂硬化反応の追跡における赤外分光法と熱分析法の複合化
発表者 : (関東解析技術課)山崎 秀樹
Cryo FIB-SEMによる各種材料評価について発表します
開催日:2019年6月13日
場所:東京大学 本郷キャンパス
主催:公益社団法人 日本表面真空学会
実用顕微評価技術セミナー2019
Cryo FIB-SEMによる各種材料評価
発表者 : (茨木解析技術部)佐藤 大介
【組成分析】 共重合組成の分子量依存性がわかります(DOSYーNMR法)
共重合ポリマーの共重合組成の分子量依存性評価には、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)の検出器に核磁気共鳴装置(NMR)を利用したSEC/NMR法が有効です。しかし、溶媒や分離カラムの制約のため適用範囲が限られるため、補完する手法として分子の拡散係数の差でスペクトル分離するDOSY-NMR法が有効です。ここでは、SEC/NMR法とDOSY-NMR法の特徴とアクリル酸ブチル(BA)-酢酸ビニル(VA)共重合体の共重合組成の分子量依存性の評価事例を紹介します。
タイトル:共重合組成の分子量依存性がわかります(DOSYーNMR法)(151)
分析事例1:DOSY-NMR法によるBA-VA共重合体の共重合組成の分子量依存性評価
【組成分析】 ブレンド?共重合体?がわかります
高分子材料は求められる機能を発現させるため、1種類のポリマーだけでなく、複数種のポリマーがブレンドされている場合があります。また、ポリマー自身も機能付与のため、複数のモノマーの共重合体が広く利用されています。高分子材料の詳細組成を明らかにする場合、核磁気共鳴装置(NMR)が利用されます。しかし、NMRでは複数のポリマーのブレンドか、共重合体もしくはそれらのブレンドか、などを明らかにすることが困難です。そのため、詳細組成の把握にはポリマーを分離する必要があります。ここでは液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いてそれらを判別する手法を紹介します。
タイトル:ブレンド?共重合体?がわかります(152)
分析事例1:スチレン系ポリマーのブレンド/共重合の判別
【組成分析】 合成高分子の組成をHPLCで調べます
合成高分子の組成分析では、構成するモノマー単位の種類とその平均含有量を核磁気共鳴装置(NMR)で分析します。合成高分子では配合するモノマーの反応性や重合に用いる溶媒などにより、共重合組成の分子量依存性や分子鎖毎の共重合組成の分布(組成分布)が存在し、この分布が最終製品の特性に大きな影響を与えることがあります。組成分布の評価には、分子量には依存せず、共重合組成のみに依存した分離が必要であり、化合物の極性の違いで分離が可能な高速液体クロマトグラフィー(HPLC)が広く利用されています。ここでは、アクリルポリマーを例に合成高分子の組成をHPLCで分析する事例を紹介します。
タイトル:合成高分子の組成をHPLCで調べます(153)