有機・高分子材料の形態観察、表面解析、組成分析は株式会社日東分析センターにお任せ下さい。

【組成分析】LC/FT-MSによる精密質量測定で組成分析が変わります ~LC/FT-MS~ (077)
高分子材料には、機能の向上や維持のために様々な添加剤が配合されています。それらを同定する場合、高分子材料から抽出し、さらに目的の成分を分離して分析するため、成分分離を行う液体クロマトグラフィー(LC)と化合物の質量情報を与える質量分析計(MS)を組み合わせたLC/MS法が適しています。当社で保有するLC/MS装置の質量分析計(MS)には、フーリエ変換質量分析計(FT-MS)が搭載されおり、化合物を構成する原子の種類と数を明らかにできるため、高精度な定性分析が可能になりました。ここでは、LC/FT-MSを用いて、耐候性フィルム中の添加剤を分析した事例を紹介します。
分析事例:耐候性フィルムの添加剤分析_LC/FT-MS

耐候性フィルム抽出液の LC/FT-MS測定を行ったところ、ピーク①のMSスペクトルより、このイオンの精密質量は509.4305([M+H]+)と判明しました〔図1,2〕。この精密質量を用いて化合物を構成する元素組成を計算すると、C30H57O4N2であることが明らかとなり、ヒンダードアミン系光安定剤の一種に由来することが推定されました。このようにLC/FT-MSを用いると分子の精密質量測定が可能となることから、添加剤の定性結果を高精度で迅速に得ることができます。


         (上図) 図1 耐候性フィルム抽出液のLC/FT-MS BPIクロマトグラム
         (下図) 図2 図1のピーク①のMSスペクトルと組成解析結果

その他の応用事例

・添加剤中の不純物の定性
・硬化触媒の定性
・医薬品不純物および分解物の構造解析
・良品と不良品の差異解析


高分子分析の中で、耐候性フィルムに含まれている添加剤(光安定剤)をLC/FT-MSを用いて分析した事例をご紹介しました。
高分子材料中の添加剤(光重合開始剤)の分析には、次のような事例もございます。
 ⇒LC/FT-MSで光重合開始剤がわかります_LC/FT-MS(078)

 ⇒耐候性材料中の微量添加剤の定性および定量ができます_LC/MS、LC/MS/MS(067)

印刷用データはこちら

お問い合わせ・ご相談

形態観察、表面分析、組成分析など、評価・分析に関するご質問・ご依頼は、
お気軽にお問い合わせください。

  • ご依頼・お問い合わせ
  • ご依頼の流れ 営業所・分析拠点案内

ページトップへ戻る