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【組成分析】共重合組成の分子量依存性がわかります ~SEC/NMR~ (075)
共重合ポリマーの共重合組成の分子量依存性評価には、SEC(サイズ排除クロマトグラフィー)の検出器にNMR(核磁気共鳴装置)を利用したSEC/NMRが有効です。SECで分子サイズ毎に分離された成分を直接NMRに送液して1H NMRスペクトルを取得するので、分子量分布に対するモノマー単位の含有量比の変化を詳細に解析することができます。ここでは、アクリル酸ブチル(BA)/酢酸ビニル(VA)共重合体の共重合組成の分子量依存性を調べた事例を紹介します。
分析事例:共重合組成の分子量依存性評価_SEC/NMR


図1にBA/VA共重合体のSEC/NMR測定結果を、図2にSEC/NMRの1H NMRスペクトルから求めたSEC溶出時間毎のBAとVAの含有量比をプロットした図を示します。図2に示すとおり、溶出時間が遅くなる(低分子量)ほど、VAの含有量が増加していることがわかります。これは、BAと比較してVAの重合反応速度が遅いために、低分子量側にVAが偏ったポリマーが生成したと推察されます。このように、SEC/NMRはポリマー
物性とも密接に関係する組成の分子量依存性を評価可能であり、ポリマー設計に非常に役立ちます。


その他の応用

・SEC/NMRモードでのUV硬化樹脂、接着剤、粘着剤、塗料における組成の分子量依存性評価
・LC/NMRモードでの不純物構造解析


高分子分析の中で、共重合ポリマーの共重合組成の分子量依存性評価を、SEC/NMRで調べた事例をご紹介しました。

LCで検出された不明成分を詳細に解析するために、LC/NMRでその分子構造を調べた事例もございます。

 ⇒LCの不明ピークの詳細構造がわかります_LC/NMR(076)

 ⇒ポリイミドの詳細組成がわかります_(高温メタノール分解)NMR(038)
 
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