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極表面の硬さと弾性率がわかり、特性と比較できます

ナノインデンターを用いることで、ナノメートルオーダー厚の薄膜や試料表面近傍の機械的特性(硬さ、弾性率)が判ります。

図1 測定原理の概略図

劣化ポリ塩化ビニルの評価

耐候試験で劣化させたポリ塩化ビニル(PVC)について、押し込み深さ100nm程度で評価を行いました。得られた荷重-変位曲線〔図2〕から硬さと弾性率を算出したところ、劣化品は正常品(未劣化)に比べていずれの値も高いことが判りました〔図3〕。なお、劣化品における硬さや弾性率の増加の一因として、ポリエンの形成や架橋反応などによる高分子量化の影響が考えられます。

図2 劣化品の荷重-変位曲線
図3 劣化品、正常品の硬さ(左図)および弾性率(右図)算出結果

その他の応用

  • 結晶性、密度や硬化反応度合いの違いによる硬さ、弾性率の差異を評価する

対象試料

  • 高分子材料、金属・無機材料
  • 分析可能な膜厚み・・・200nm以上(高分子材料)200nm以上(金属・無機材料)

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