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【表面分析】 表面弾性率の局所イメージングができます ~SPM~ (148)
ミクロ相分離構造を持つ高分子ブレンド系において、局所的な機械的特性評価は重要です。例えば、ABS樹脂や耐衝撃性ポリスチレンなどのゴム成分を分散させた樹脂では、ゴムの弾性率がマクロな機械特性と密接に関わっています。近年の理論面と実験面の発展により、微小な深針で試料表面をスキャンする走査型プローブ顕微鏡においても、弾性率を定量的に求めることができるようになってきました。ここではフォースカーブマッピング法を用いた測定事例を紹介します。



試料はポリスチレン/ポリメタクリル酸メチルのブレンド膜です。形状像からミクロ相分離構造が観察されています。他の分析から円状のドメインはポリスチレン、マトリックスはポリメタクリル酸メチルであるとわかっています。フォースカーブマッピング法から得られた弾性率像は形状像に対応しており、ヒストグラム解析から、ポリメタクリル酸メチルの弾性率は約2GPa、ポリスチレンの弾性率は約4GPaであることがわかりました。
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