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リサイクル材に含まれる微量不純物の元素分析が可能です

持続可能な社会の実現に向け、循環型社会形成の一環として、製品廃棄物からのリサイクルが進められています。一方で、リサイクル材料は資源から作られた材料と比較して、不純物の混入による品質の低下の懸念があります。不純物混入の例としては、使用環境中で取り込まれた金属成分や、解体時の別素材の混入などがあります。
当社ではリサイクル材料を分解し、微量な金属をICP-MS/MSを用いて定性・定量することが可能です。

図1  ICP-MS/MSの概略図

性能・特長

当社のICP-MS/MSは、以下の3つの特長を有しています。

  1. クラス10,000のクリーンルームで装置を管理しているため、バックグラウンドの影響を最小限まで低減可能。
  2. 材料分析で培った当社保有の分解技術により、液体試料だけではなく、さまざまな固体試料もICP測定が可能。
  3. HPLCやICと接続しての分析(LC,IC-ICP-MS/MS)により、形態別・化合物別の元素分析が可能。

※ ICP-MS/MSとは
 従来の四重極ICP-MSのコリジョン・リアクションセル(衝突室,MS2)の前にもう一組の四重極(MS1)を配置し、目的元素の選択性をさらに向上させた分析装置。各種金属元素を従来の約10~100倍高感度に分析が可能。

表1 純水中に含まれる各元素の定量下限値(ppb)

※ 試料によっては定量下限値が異なるので、お問い合わせください。

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