熱機械分析装置
Thermo Mechanical Analysis(TMA)
概要
調温炉内に設置した試料に荷重を与えながら、調温炉内の温度や湿度を変化させます。温度や湿度の変化に対応して試料の変形が起こると、変位に伴う変化量がプローブの位置変化量として差動トランスで計測されます。使用するプローブにより①膨張・圧縮法、②針入法、③引っ張り法の3つの測定モードがあります(湿度変化での測定は③引っ張り法のみ対応可)。
特徴
- 試料の熱膨張率、収縮率、軟化温度などが評価可能。
- 温度制御システムにより、-150℃~600℃まで測定可能。
- 湿度制御システムにより、0%RH~90%RHまで測定可能
(温度との兼ね合いで設定できる湿度に限界がありますので、ご相談下さい。)
測定対象試料と必要量
固体試料、高分子材料、複合材料
- 膨張・圧縮法:最大形状φ8mm,厚さ20mm程度
- 針入法:最大形状φ8mm,厚さ20mm程度
- 引っ張り法:最大厚さ=1mm以内,幅=4mm以上,長さ20mm以上
(測定モードによりサンプルの形状に注意が必要ですので、ご相談下さい。)