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多孔体のX線CT観察

多孔質材料は、軽量性、遮熱性、吸音性、分離機能など、多岐にわたる特性・機能を示し、さまざまな製品に利用されています。この特性・機能を十分に発揮させるためには、内部構造を評価・把握し、物性と結び付けていくことが重要です。ここでは、多孔質材料をX線CT観察した事例を紹介します。

X線CTはum~mmオーダーの構造を三次元で観察することが可能な手法であり、内部構造を把握する上で非常に有効な手法です。性能(特長)が異なる2種類の多孔材料を観察した結果、孔の大きさや壁の厚みが異なることが明らかとなりました。さらに、画像解析を行うことにより、空隙や壁の厚さなど内部構造を定量的に算出・比較ができ、性能の違いと結び付けることができます。

本手法が適応できる材料としては、多孔材料だけでなく、フィラー分散材料や複合材料などが挙げられます。
また、非破壊分析であるため、耐久試験前後における構造変化を同一試料で比較することができます。

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