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放射光を用いた測定でわかること

炭素繊維、燃料電池、磁石、電子部品、創薬、医療機器、バイオ、食品、環境科学、生命科学、宇宙科学など、さまざまな分野での研究開発、製品開発に放射光分析を利用できます。
特に、物質の構造と状態解析、機能発現メカニズム、微小・微量分析に力を発揮します。

放射光計測の手法の代表例としては、下図のようなものがあげられます。その中で、日東分析センターの得意とする放射光計測は、X線CTとSAXSです。
X線CTでは、通常の三次元観察はもちろん、引張・圧縮・加熱など物質に摂動を与えた状態での測定(4D-CT)も可能であり、製品の機能をくわしく評価することができます。
またSAXSでも、加熱・冷却下でのin-situ測定が可能であり、製造プロセスなどの環境に近い状態での分析ができます。

事前のラボ分析結果をもとに、放射光分析の利用を考えます。

試料中に含まれる各元素の定性・定量評価が可能です。情報ラボの測定と比べ、より微量・微小部位の測定が可能となります。

着目元素の価数や配位情報、原子間距離などの化学状態を評価できます。試料全体や最表面に着目するなど、分析目的にあわせて測定箇所の選択が可能です。

物質内部の三次元構造がわかります。引張・圧縮・加熱など物質に摂動を与えた際の変化も評価することが可能です。

物質内部に存在する粒子やドメインの有無や形状、層構造を確認できます。WAXSでは結晶構造、SAXSでは結晶構造より大きな構造(数10nm~数μm)を確認できます。

物質表面の元素分析や化学結合状態を解析できます。ラボ機よりも深い領域の分析ができ、重複 ピークを回避できます。

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