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日東分析センターの強み紹介 2

2025年11月27日

選択的化学分解による高分子材料の組成推定 ~ポリウレタンへの適用事例紹介~

吸音材(ポリウレタン)の開発課題

ポリマー材料は、アクリル系、エステル系、ウレタン系など、構造や特性の異なる多種多様な種類が存在します。それぞれのポリマーは、構成モノマーの選択と組み合わせによって、機械的強度、耐熱性、耐薬品性、柔軟性などの性能が大きく変化します。このため、構成モノマーの組成を理解し、分子設計を最適化することは、顧客要求スペックを満たす上で不可欠です。

吸音材(ポリウレタン)の開発課題

ポリウレタン(難溶解性ポリマー)の有機構造解析事例

架橋構造をもったポリウレタンは溶媒に不溶であり、そのままでは分析が困難なことが多いです。しかし、選択的化学分解を用いることで詳細分析が可能になります。

選択的化学分解では、エステル結合やウレタン結合を選択的に分解することが可能です。ポリウレタンの場合、構成モノマーであるイソシアネートとアルコール成分に分解することができるため、GC/MSやNMR測定によりモノマー情報を得ることができます。

技術情報の詳細はこちらから!

ポリウレタン(難溶解性ポリマー)の有機構造解析事例

材料設計への活用 と その他の展開

組成分析は材料設計を見直し、特性改善のヒントにつながる強力な分析手法です。
当社では、アミド結合やイミド結合等を分解する技術を有しており、さまざまな難溶性ポリマーの詳細な組成分析が可能です。
難溶性ポリマーの組成分析でお困りの際は、お気軽にご相談ください!

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材料設計への活用とその他の展開

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