本文へリンク

日東分析センターの強み紹介 10(表面・界面特性のメカニズム解明を支える官能基評価技術)

2026年8月25日

見えない表面官能基を可視化し、密着・濡れ・耐久性の課題を解決する化学修飾技術

表面・界面特性のメカニズム解明を支える官能基評価技術

密着不良や濡れ性変化、耐久性低下といった課題は、材料表面に存在するごく微量な官能基の違いが原因となっている場合があります。しかし、従来はこれらの官能基を定量的に評価することが難しく、現象と原因を結び付けることが容易ではありませんでした。当社の化学修飾技術は、従来評価が困難だった官能基を可視化・定量化することで、機能発現や不具合のメカニズム解明を支援します。経験や勘に頼らない材料設計や工程改善を可能にし、開発効率向上に貢献します。

無機水酸基の分析事例

 「なぜ同じ材料なのに塗布結果が安定しないのか」「なぜハジキが発生するのか」といった課題に対し、当社は表面の無機水酸基に着目して原因を解析します。化学修飾法により表面状態を変化させることなく水酸基量を評価し、わずかな表面状態の差異を定量的に比較できます。実際に、ハジキ発生品では水酸基量が少ないことを捉え、前処理条件の違いが品質に影響している可能性を明らかにしました。品質トラブルの原因究明だけでなく、工程条件の最適化にも活用できます。

活用事例と期待される効果

官能基評価の価値は、不具合解析だけに留まりません。接着剤中のエポキシ基の残存量や、コロナ処理・プラズマ処理後に生成した官能基を評価することで、接着力向上や表面改質効果の発現メカニズムを把握できます。また、水酸基やカルボキシ基だけでなく、二重結合などの反応性サイトの変化も評価できるため、塗布材料との反応性や製品特性への影響を考察することが可能です。機能向上の指針を得ることで、材料開発のスピードアップと品質向上を支援します。

お問い合わせ・ご相談

高分子分析、形態観察、表面分析、組成分析など、評価・分析に関するご質問・ご依頼はお気軽にお問い合わせください。