高分子液晶モノマーの組成がわかります
LCDの高機能化を目的として、分子量1000程度の重合性の高分子液晶モノマーが使われています。従来の低分子液晶化合物では、不純物分析手法としてGC/MSが利用されていましたが、このモノマーの構造解析や不純物分析には、耐熱性や極性の問題が回避できる、NMRとLC/MS分析法をお奨めします。
重合性高分子液晶モノマーの組成分析
1H,13C-NMRによる構造解析とESI/MSによる分子量測定により、重合性高分子液晶モノマーの構造がわかりました。

重合性高分子液晶モノマーの不純物分析
重合性高分子液晶モノマーの不純物分析にあたり、ODSを用いた逆相でHPLC分析したところ、UV254nm観測のクロマトグラムで、主成分の純度が97.2%であることがわかりました。さらに、LC/MS分析により①~⑦の不純物ピークの分子量が、①Mw806,②Mw852,③Mw880 ,④Mw894,⑤Mw908,⑥Mw934,⑦Mw1006と判明し、構造の一部を推定することができました。

お問い合わせ・ご相談
- 大阪:072-623-3381
- 中部:0532-41-7249
- 東京:03-6632-2066
受付時間:9:00~17:30(土・日・祝祭日・年末年始・夏季休暇・弊社休業日を除く)
高分子分析、形態観察、表面分析、組成分析など、評価・分析に関するご質問・ご依頼はお気軽にお問い合わせください。